探せばあるんです。
そりゃ大阪は江戸の頃には天下の台所だったんですから
当たり前といえばあたりまえだったんのですが
灯台下暗しといいましょうか、大阪もん発見です。
「 深江菅細工 」
約2000年前、良質な菅草が自生していた深江地区。
その菅を求めて笠を縫う事を仕事とした
笠縫一族が深江の地に移住し、
菅笠を作りだしたのがはじまりとされている深江菅細工。
江戸の頃にはお伊勢参りの
必需品として深江の名産だった菅笠や、
江戸時代末期に制作された菅の釜敷きや、瓶敷き、皿敷き。
手仕事の道具の歴史を知るってのもなかなか面白いですよね。
ただ明治以降、菅笠を使う人も少なくなってしまって
産業としてはすでに廃れてしまったけど
地域の人々の伝承でやっと存続している。
ただその確かな技術は深江の地に
今も受け継がれ今でも伊勢神宮や
皇室の儀式で使われる菅細工は
今もなお深江の地で制作されているみたいですよ。
そんな歴史深い大阪の伝統工芸品の菅細工。
お店で展開しているのは釜敷きと小丸。
小丸はコースターや大きさによっては鍋敷きにも。
釜敷きは昔、釜を置けるぐらいだから
しっかりしていることこの上なし^^
身近にある手仕事の品。
大阪もん、あなどってはいけませんね。